今月8日、ビットコインのスケーリング解決として提案されたSegWitが半年以上の期間を経てロックインされました。SegWit2xとしてみた際は3ヶ月後の11月に2MBハードフォークを行う予定ですが、NY協定に同意していない企業リストが明らかになっています。それに対し、SegWit2xチームはハードフォークに対する再確認として声明を発表しました。
1.SegWit2xチームの2MBハードフォークに対する声明
BitcoinjのデベロッパーであるJean-Pierre Rupp氏は下記の様にグループに再確認しています。
「ビットコインのブロックサイズ増加は2016年2月の香港協定で最初に合意し、2017年5月のNY協定で批准されました。これは2MBとSegWitの実装を規定しているものです」
と主張し、#494784でハードフォークを行うとしています。
2.NY協定の2MBハードフォークをサポートしていない取引所
このハードフォークを支持していない企業リストによると、米ドル最大の取引所Bitfinex、アジアを含む世界に幅広くサービスを展開するユーロ最大の取引所Kraken、アルトコイン最大手Poloniex、ビットコインETFで一躍有名となり、1億円規模の取引が定期的に行われているGemini、英国最大手ビットコイン取引所のCoinfloor、日本でアルトコイン取扱い数最大を誇るCoincheckなどとなっています。
3-1.マイニングプールとウォレット
UASFのシグナリングオプションをマイナーに提供したSlashプール、ビットコインウォレットとして人気を誇るTrezor、スタイリッシュなハードウェアウォレットとして人気を博し、現在海外では予約待ちのLadger Walletなど
3-2.正確には署名していない
このリストにはサポートをしていないとなっていますが、これはSegWit2xの仕掛け人であるDCGグループのNY協定に”署名していない”企業リストであり、確実に支持していないとは言えません。
日本では国内で最大の流動性を誇るbitFlyerのみがSegWit2xを支持するとしています。
4.ビットコインコアは SegWit2xクライアントを切断
対してビットコインコアはSegWit2xノードを切断するアップデートをマージしており、SegWit2xチームがハードフォークを強行するならばコアコインとSegWit2xコインで分裂することを意味します。この件につきましては下記記事を参照してください。
記事:ビットコインのSegWitは遂にロックインし、コアがSegWit2xを廃城する
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