米コインベースがビットコインETFの作成を模索しており、投資信託世界最大手のブラックロックのブロックチェーンワーキンググループを専門家として呼ぶため、話会いを行ったという関係筋とみられる人物からのリークがビジネスインサイダーにより報道されている。
1.ブラックロックはETFジャイアントとして最も有名
ブラックロック(NYSE:$BLK)は世界最大の投資信託で、ETFジャイアントとして世界に知られています。今回、コインベースが話し合ったとされるブラックロックのブロックチェーンワーキンググループは2015年に開始し、ブラックロックの数多くの事業に携わる社員から構成されており、ファイナンシャルサービスに関連するブロックチェーン技術の応用を目的としていると言われています。
リークはされているものの、ビジネスインサイダーによる
「ブラックロックとコインベースとの話し合いは一度のみか、現在も行われているかどうかは不確かである」
とし、リークした人物によると
「ブラックロックのワーキンググループの代表は、コインベースに対して具体的な推奨はしていない」
と述べています。
2.ブラックロックCEOはビットコインに否定的
CEOのLarry Fink氏はビットコインには否定的であり、「ビットコインはマネーロンダリングのインデックス」としており、
「クライアントは仮想通貨を購入したいとは考えていない」
と明確な否定を今年7月にしています。
3.コインベースのカストディサービスと環境整備
コインベースは機関投資家受け入れのためのカストディサービスをローンチしており、VCや取引、ウォレットの提供はもちろんのこと多くの事業を展開しています。今年7月には仮想通貨取引所で初となるブローカーディーラーとしてのライセンスを取得するため、ライセンスを得たブローカーディーラーとなるために、銀行と規制機関で10年の経験を持つJeff Horowitz氏をCCOに任命しており、今回のビットコインETFもその一つとして模索しているというのは大いに考えられることでしょう。
コインベースのユーザー数は去年12月にチャールズ・シュワブを超えており、今後も機関投資家のための環境整備を行い、世界の仮想通貨取引所を牽引していくことでしょう。
チャールズ・シュワブについては下記を参照してください。