ラテンアメリカのビットコイン取引所、Surbtcがペルーの仮想通貨市場に対しイーサリアムとビットコイン取引サービスをローンチしたとBitcoin.comは報じた。Surbtcはチリ、コロンビアに続いてペルーを含む3カ国でサービスを展開している。
1.Surbtcは9月30日までビットコインとイーサリアムの取引手数料無料
Surbtcは公式ブログにて9月30日まで取引手数料無料を実施すると発表、これにより新規ユーザーの参入を狙う。SurbtcのCEO Guilermo Torrealba氏はスペイン語のビットコインをはじめとする仮想通貨ニュースサイトCriptonoticiasと共同してのペルー参入に対し話し合い下記の様に述べています。
「初年度で10,000人の新規ユーザーをペルーで獲得したい」
上記の様に楽観的に述べているGuilermo氏ですが、ラテンアメリカでの仮想通貨の導入には時間がかかるとしており、ブロックチェーン技術の提唱者として取り組んでいくとしており
「仮想通貨は未来の技術ですが、早期導入すべきだと考えているため、Surbtcはラテンアメリカでの仮想通貨導入に取り組まなければならないと考えています」
と述べています。
2.約80%のペルー国民は銀行口座を使用、または開設することが難しい
2017年に入り、ペルーでの個人間でのビットコイン取引は4倍以上の劇的な増加を見せています。国民の80%が銀行口座を所有していないため、スマートフォンを所有しているだけで簡単に取引が可能な仮想通はペルー市場において大きな可能性を秘めていると言われています。
Guilermo氏はペルーでの法律はマイニングを除き、チリやコロンビアに似ていると話しており、CriptonoticiasはSurbtcがペルーでビットコインとイーサリアム取引所をローンチできたのは同社がペルーでの規制に対応できるからではないかと予測しています。
またSurbtcはペルー以外の新しい市場を開拓する予定はないとしており、
「Surbtcはすでに3ヶ国で十分なサービス展開をしており、次はペルー市場だ」
と述べています。
3.ビットコインとイーサリアム市場は世界的に拡大する
2017年はじめから続々と各国にビットコインとイーサリアムの取引所がローンチしており、今月中旬にもエジプトでビットコインエジプトがローンチ。各国の規制は国ごとに違いがあり、様々ですがビットコインをはじめとしイーサリアムが必ず上場されています。
現在は夏枯れによりフィアット流入が弱まり、主要アルトコインと基軸通貨であるビットコインとの相関性により時価総額が変動しています。ですが世界的に見ると多くの国で仮想通貨取引所のローンチが相次いでおり、秋から冬にかけての日本以外からのフィアット流入が見込めるであろう動きに注目です。