ビットコインなどをデビットカードとして使用できる、イギリスベースのWirexがリップルに続きイーサリアムを追加したと発表。ヨーロッパではデビットカードはクレジットと並んで主流であり、マクドナルドやスーパーなどで気軽にイーサリアムを支払いに使用できるようになりました。
1.E-Moneyライセンスと25カ国でのサービス提供
WirexはFCA(金融行動監視機構)から8月に25カ国でのサービス提供できるE-moneyライセンスを取得しています。ビットコインにライトコイン、リップルに続けてイーサリアムを追加し、ユーザーはWirexデビットカードを使用することで気軽にETHを支払いに使用することができるだけでなく、Wirexの提供するイーサリアムウォレットでは
・WirexアプリへのETHのデポジットと売買
・ウォレットをデビットカードまたはクレジットカードへ同期
・ETH建てで50種類のアルトコインと売買
・USD、GBP、EURとの売買
・Wirexユーザー間での無料送金
を可能とします。
また、Wirexの創設者のPavel Matveev氏は下記のように述べています。
「イーサリアムはビットコインに次ぐ時価総額から、世界で最も巨大なアルトコインマーケットであり、Wirexへの統合は優先事項だった
2.WirexへのSBI出資と交換業問題
Wirexは2017年3月にアジア展開のため、日本のインターネットバンキングジャイアントSBIから3.4億円の出資を受けており、日本法人のWirex Japanを設立しています。
ですが、2016年に日本で「ビットコインをコンビニなどの支払いで使用できる」とし、人気を博したものの2017年7月の資金決済法の改正から、仮想通貨交換業の取得が必須となり、1年前から日本国内でのサービスを停止しているという側面も持ちます。
出典:https://wirexapp.com/jp/index.html