イーサリアムの氷河期(Ice Age)

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イーサリアムの氷河期(Ice Age)

イーサリアムアイスエイジ(氷河期)とは

ディフィカルティの調整計画であり、誰もがハードフォーク後に新しいブロックチェーンに移るためのインセンティブを確実にするためのものです。

この計画は約13ヶ月前の2015年9月7日に紹介され、ディフィカルティを指数関数的に増加させる様にプログラムされています

 

マイナーが継続してディフィカルティを増加させて行くのは不可能であり、ブロックタイムの増加とブロックチェーンの凍結を引き起こすため、イーサリアムのアイスエイジ(氷河期)と呼ばれています

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ディフィカルティのリセット

重要なキーはディフィカルティの増加の計算はMath.pow(2,Math.floor(block.number/100000)-2)で 行われており、現在のハッシュレートではブロックナンバーが2,000,000で262で算定され、144とディフィカルティはおおよそ5*1013となっています。(2016年9月12日の記事)

 

4,800,000ブロックからは現在のディフィカルティより大きいナンバーに注意するべきで、Math.pow(2,Math.floor(4800000/100000)-2)=7*1013

 

2,000,000万ブロックにおおよそ1年かかるように、ディフィカルティボムの影響を感じるまでにはさらに1年と5ヶ月の猶予があるはずです。

これは16-17ヶ月であるといえ、もしハッシュパワーが増加しない場合はディフィカルティボムの影響を少しずつ感じてくることになるでしょう

イーサリアムはこの来るべき未来を阻止するためProof of Stake(Casper)を導入するか、ディフィカルティボムの”時計”をリセットするかのどちらかを選択することを強いられます。

どちらを行うかは不透明なところがあり、更にはデベロッパーが第3の選択をする可能性もなくはありません。

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Redditでの補正

「ディフィカルティボムは使用できるディフィカルティの調整がディフィカルティボムの値より低くなった場合にのみ問題となります。

最大のディフィカルティの調整(下向き)は99*D/2048でDは現在のディフィカルティです。ディフィカルティボムは2tでtは現在18で15日ごとに1ずつ増えていきます。

 

現在のハッシュレートは2> 99x5e13/2048 = 約241となった場合問題 となり、おおよそ33*15日で起きることになります(約16.5ヶ月 *実際の投稿日は2ヶ月前)

現在のイーサリアムネットワーク

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イーサリアムファンデーションのヴィタリックによると下記の様に述べています

Vitalikによるイーサリアムの氷河期が始まるおおよその時期

・おおよそ2017年3月25日(後約2ヶ月後)ー ブロックタイム:15.2秒

・おおよそ2017年7月25日(後約6ヶ月後)ー ブロックタイム:29.7秒

2017年1月25日 イーサリアムの全コアデベロッパー会議9

イーサリアムネットワークのステータスを確認する

現在の情況を確認するにはethstats.netが見やすくて便利です。

https://ethstats.net/

2017年4月現在、イーサリアムネットワークのブロック生成平均時間は上記画像の通り約15.37秒となっています。これはもともとブロック生成時間の15秒と比較してもそれほど問題がないものとなっています。

ここで再度ディフィカルティボムの理由を確認すると

これは16-17ヶ月であるといえ、もしハッシュパワーが増加しない場合はディフィカルティボムの影響を少しずつ感じてくることになるでしょう

とあります。

ハッシュレートの増加

現在のハッシュレートは約20.1TH/sとなっています。これは2017年初めから比較すると実に4倍のハッシュレートとなっており、マイナーの増加と問題となるハッシュレートの増加によるものということがわかります。

©coinwarz.com

ですが実際にヴィタリックによる計算の約15.2秒を超えており、少しずつ氷河期へと近づいていることがわかります。

 

キャスパーの開発情況

イーサリアムファンデーションのメトロポリスの予定によると、

「メトロポリスはセレニティほど大規模なものではなく、キャスパー(Proof of Stake)の実装は含まない」

としています。

ディフィカルティボム(Difficulty Bomb)とは

 

Casperの開発には2015年から取り組んでおり、2年が経過した今でも大きな進展がない情況となっています。ですがイーサリアムクラシックとスプリットし、ハードフォーク後にプロトコルバグの修正を含む2度に渡るハードフォーク。Mistのセキュリティアラートなど多くの問題が露見した2016年はイーサリアムにとって多忙の年となりました。

その為Casper開発遅れという影響があったことでしょう。しかし、イーサリアムデベロッパーは数多くの問題に対応した後、イーサリアムネットワークはまだフロンティアに続く第二ステップのホームステッドでベータ版と言ってもいい状態であるのに対し、ネットワークをより安定化させることができたと言ってもかごんではありません。

 

Introducing Casper “the Friendly Ghost”

 

 







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