アルトコインは今後高騰するのか?相場を読むための3つの指標

更新: 2017年12月20日

ビットコインという基軸仮想通貨の高騰により、イーサリアムをはじめとするアルトコインはBTC建てで長期に渡って下落。そんな中イーサリアムのフィアット建てでは3倍を記録し、初の10万円という大台に乗りました。

本項ではアルトコインに投資する際に重要な今後アルトコインが高騰するかどうかを見極める重要な指標についてご紹介します。

ビットコイン高騰原因については下記を参照してください。

ビットコイン開発の今後とCBOE, CMEビットコイン先物の詳細

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1.ビットコインとアルトコインのドミナンス

仮想通貨の時価総額や取引所での出来高などを確認できるCoinMarketCapでは仮想通貨全体のドミナンスを確認することができます。

ドミナンスとは・・・仮想通貨のビットコインとアルトコインの比率

 

1-1.イーサリアム高騰とビットコインドミナンス

2017年のイーサリアム高騰を振り返ってみるととても顕著で、4月からアルトコインが大幅に高騰した際にはビットコインのドミナンスは年始の約85%から70%まで下落。ここでイーサリアムは初となる10,000円を記録し、2016年の最高価格の5倍となりました。

更に最高価格となる46,000円に到達した際はビットコインのドミナンスは約35%まで下落。ほぼ全ての主要アルトコインは高騰しました。

Copyright © 2017 CoinMarketCap

 

1-2.11月ぶりにビットコインドミナンスは50%を切る

11月12日にビットコインドミナンスは一時的に50%を切りました。これを皮切りにイーサリアムのフィアット建て価格は大幅に高騰を開始。11月末に最高価格の50,000円を記録した後、現在では史上最高価格100,000円を記録しATHを更新し続けています。

ATHとは・・・All Time Highの略で高騰し続けていることを指す

ビットコインドミナンスは12月8日CMEの先物ローンチ時に67%を記録した後、現在では48.92%を記録し、アルトコイン全体が大幅に高騰している背景として約16%の資金がアルトコインへ流れていることがわかります。

 

2.ビットコインの現物枯渇問題を解決するレンディング

元アルトコイン世界最大の取引所Poloniexや、USD最大の取引所Bitfinexなど多くの取引所ではビットコイン現物が枯渇する問題に対処するためにユーザーが自信の保有する仮想通貨を取引所の他ユーザーに貸出す「レンディング」というサービスがあります。トレーダーはマージン取引をする際、手数料を支払うことでビットコインやアルトコインを借りることができます。

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2-1.アルトコインを取引するためのビットコインレンディング

レンディングを行う際、アルトコインをショート(空売り)する際にはイーサリアムを借り、イーサリアムをロング(買う)する際はビットコインを借りる必要があります。これはすべてのアルトコインに共通しており、アルトコインをマージンロングする際はどの通貨でも必ずビットコインを借りる必要があります。

つまりアルトコインが高騰する際には多くの人が”ビットコインを借りてロング”をすることで、レンディングレートが高騰することになるでしょう。これは簡単なロジックでビットコインは2,100万という発行制限によりどの取引所もビットコイン現物の枯渇問題に必ず直面するためアルトコインでマージンロングで「必ずビットコインが借りられることになります」

 

2-2.現在のレンディングレート

現在のBitfinexのレンディングレートを確認するとビットコインは0.0524%で、USDは0.2772%となり、USDの方がレートが約4倍と高くなっています。

 

Copyright © Bitfinex

 

対してPoloniexは平均0.0029%となっています。アルトコイン取引が盛んだった4月~6月はレンディングの日利0.1%を安定的に推移し、時には1%を超えることもありました。現在はBitfinexでさえ約2分の1となっており、まだアルトコイン相場とはいえないでしょう。

 

Copyright © Poloniex

 

3.CoincheckのCM開始

日本のアルトコイン最大の取引所、Coincheckは芸人の出川氏を起用し、12月からTVCMを開始。現在仮想通貨を取引するには取引所のアカウントを作成した後、本人確認が必要なのでTVCMから少し遅れて新規ユーザーが入ってくることになります。

この新規ユーザーによる資金がアルトコイン市場に入ってくることをきっかけに、世界的にアルトコインへの資金流入へのきっかけとなることでしょう。

4.アルトコインに資金が流れる理由

ビットコインはCMEとCboeという世界最大手デリバティブ取引所のビットコイン先物参入に伴い、価格は200万円台を安定しています。100万円以下でビットコイン現物を買ったユーザーにとっては数倍の価格で安定しているビットコインを利確して売ってしまうと次に買うタイミングはとても難しく、そのまま所有するインセンティブの方が高いというものがあります。

ビットコイン価格が安定してきたけれど売りたくないとなると「アルトコインでビットコインを増やす」というインセンティブが高まり、アルトコインに資金が流入しやすくなります。

イーサリアムはトランザクション数がブロックチェーンベースの仮想通貨全体で過半数を占め早い送金から実利用に最も使用されています。このことから2018年は

「増やすビットコインと、実利用のイーサリアム」と言っても過言ではないでしょう。

イーサリアムの送金については下記を参照してください。

10月16日イーサリアムのメトロポリスハードフォークの重要な事

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