ビットコインの日本での知名度は2017年に大きく上がり、今ではTVの街頭インタビューでの知名度はほぼ100%。また地方銀行の冊子にビットコインでの海外送金の話があがるほどとなっています。
そんな仮想通貨大国日本は法規制も進んでおり、中国や韓国の様なレバレッジやICO禁止、更には取引所の運営まで禁止するという厳しいものではなく、とても仮想通貨環境がいいと世界中から言われています。
1.仮想通貨大国日本
世界13ヶ国34拠点という幅広いネットワークをもつマクロミルグループが行ったビットコインのリサーチによると、男女1万人にアンケートを行った所88%がビットコインを知っていると回答し、47%が実際に支払いとして使用していると回答しています。
対して56.2%がビットコインを知っているが”どのようなものかわからない”と回答、対照的に31.4%はビットコインがどのようなものか知っているとし、12.4%は「知らない」と回答しています。同社はこのリサーチ結果を
「国内での認知度は非常に高く88%である」
と結論付けています。
1-1.bitFlyerが進めるビットコイン決済
2017年7月、日本最大手取引所bitFlyerが全国のビッグカメラでのビットコイン払いの提供を開始。この様な大きな試みに対してbitFlyerはビッグカメラのWechat PayやAlipayの導入などフィンテックに対する取り組みと今後の海外観光客によるビットコイン決済を見込み試験導入を決定したと述べ、今後の展望として
「大手企業の決済サービスの導入事例があることから、小売業界等、インバウンド需要を見込んでいる業界を中心に引き合いは増えています。これらを考慮し、今後も引き続きユースケースを積み上げていきたいです。」
と述べています。
またbitFlyerの提供するBitwireはオフチェーンであり、同社アカウントがある場合メールアドレス同士で送金が可能。更に送金手数料が無料で即座の決済と送金ができるため、ビットコイン決済手段としての機能を確率しています。
1-2.銀座の寿司屋でビットコイン払い
銀座にある沼津直送の新鮮なネタを提供する回転寿司”銀座沼津港”では2015年4月にビットコイン決済を導入。メディアもこの仮想通貨払いに注目して取材を行うほどであり、ビットコイナーには圧倒的な知名度を誇ります。
同店店長によると
「通常クレジットカード決済の場合、導入店舗は4-7%の手数料を払う必要があるのに対し、ビットコイン決済は1%と格安だから」
と述べています。
2.海外での有名なビットコインスポット
イーサリアム・ジャパンでは2017年4月にアメリカでのビットコイン決済の実態についてロサンゼルスでリサーチを行いましたが、上記の様な日本での圧倒的な導入例に伴い価格に比例しない残念な実態でした。
ですが世界に視野を広げると有名なビットコインスポットが存在します。
2-1.ビットコイン大使館~アムステルダム~
オランダ最大の都市で多くの観光客が訪れるアムステルダムにはビットコイン大使館が存在し、ビットコインコミュニティのためのミーアップを開催。更にはデベロッパー、スタートアップ、投資家、起業家など多くの人が訪れ、ビットコインカフェやボックスショップ、ビットコインレストランと全てが揃っており、マイニングリグまで稼働しているというビットコイナーの聖地です。
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2-2.ライトニングネットワーク初の支払いは”ビール”
世界で初めてビットコインが支払いとして使用されたのは2010年5月22日、2枚のピザに10,000BTCを支払ったことが有名です。現在では1BTCの価格は90万円つまり90億円という高額なピザでした。
ビットコインをVISA以上の決済速度を可能とするオフチェーン解決のライトニングネットワークを使用し、世界ではじめて決済されたものをご存知でしょうか?
ドイツのベルリンにあるレストランバーのRoom77では世界ではじめてライトニングネットワークのテストネットコインで2017年4月2日ビールの支払いが行なわれました。
「今夜テストネットのライトニングノードをデプロイし、数人の客からライトニングネットワークを介してビールの支払いにテストネットコインを受け取り、未来を垣間見ることができました。」
と発表。大きな話題を呼びました。
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また11月20日にはライトニングネットワークでの支払いテストがメインネットで無事完了し大きな話題を呼んでいます。