英ロンドンブロック取引所は、英国で初となるポンドにペッグする”ステーブルコイン”のLBXPegを新しくローンチすると発表。現在仮想通貨業界ではイーサリアムベースでステーブルコインを発行する動きが多く見られている。
1.ロンドンブロック取引所の銀行提携ステーブルコイン
ビジネスインサイダーの報道によると、仮想通貨の取引やビットコインとイーサリアム支払いが可能なカードを発行する英ロンドンブロック取引所(以下LBXとする)は新たなステーブルコインを発行するという。また、ビジネスインサイダーの取材に対し、
「金曜日に提携銀行(名前は伏せらている)からポンドにペッグする新たな仮想通貨の発行の許可が降りた」
と述べており、このステーブルコインを裏付けするポンドはサードパーティの銀行に保管される。
またLBXのCEOはビジネスインサイダーに対し、
「保持されるポンドは一流の会計事務所により監査され、ポンドにペッグするステーブルコインとして初となると思う」
と述べている。また、LBXPegのローンチは10日後になる予定。
2.イーサリアムベースで続々発行されるステーブルコイン
今回のLBXではどのプラットフォームを使用してステーブルコインを発行するかは明記はないものの、ERC20としてコントラクトで自由に発行できることや、ここ最近ローンチされる予定のPoliniexを買収したことで有名な米Circleなどから見て、イーサリアムが使用されるのではないかと見られる。
実際に多くのステーブルコインがイーサリアム上で発行されており、疑惑の耐えないTetherも今年2月にOmniレイヤーとは別にイーサリアム上でUSDTを発行しており、米Circleが発行する $USDCもイーサリアム上で発行されている。
またCompoundのマネーマーケットでレンディングが可能なトラストトークンの $TUSD もERC20トークンとして発行され、安定したインフラからLBXもイーサリアムではないかと予想される
3.イーサリアム価格の高騰
ビジネスインサイダーからこのニュースが発表された後、イーサリアム価格は約30ドル14%もの不自然な高騰が見られる。
出典:Cryptowatch