Circleに買収された米Poloniexは2018年末までにマージン取引(レバレッジ取引)を米国ユーザーへの提供を廃止すると発表。同時に3通貨の上場廃止を発表し、Poloniexをより洗練された取引所にしていくと発表。
1.レンディングとマージン取引廃止
米Circleの公式発表によると、2018年末までに米国ユーザーに対し、レンディング*1とマージン取引サービスを廃止するという。主な理由として、
「”すべての管轄における規制要求を遵守”していることを確実にするための継続的な取り組みの一部」
と述べている。これらの対応を円滑にすすめるため、最終的な日付は「数週間以内に話し合う」としており、基本的には年末となると強調している。
*1レンディングとは・・・ユーザーが自信の所有するビットコインなどの仮想通貨を売買したいユーザーに貸し付けることで、金利を得るサービス。借り手はショートしたい通貨を借りて売るまたは、ビットコインを借りてロングすることでマージン取引を行える。
2.10月10日に3通貨の上場廃止
Cricleは10月10日12:00ETよりPoloniexに上場している下記三通貨の上場廃止を発表している
Gnosis:$GNO
Synereo AMP:$AMP
Expanse:$EXP
上記三通貨を所有しているユーザーは11月9日12:00pm ETまでに引き出しを行えるという。
3.Bitfinexは既に米国を撤退している
Bitfinexは2017年3月にワシントンで送金ライセンスを得られないことを理由に、同州でのサービスを停止。
それに続き、同年8月には「少ない利益に対し、遵守する規制に対する大きなコスト」を理由に米国内でのサービス撤退を発表している。2017年は米SECが国外に対する仮想通貨の規制に強く乗り出しはじめたのに対し、2018年は国内での規制がより厳格になると見られる。
参照:ビットコイン取引所Bitfinexが遂にアメリカでのサービスを90日後に停止
Cricle公式発表:https://blog.circle.com/2018/10/03/poloniex-to-remove-margin-and-lending-products-for-us-based-customers/