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2017年はビットコインにとって大きな節目となりました。日本は中国のチャイナショック後、仮想通貨大国として取引量世界一となり、隣国の韓国ではKosdaqを上回る取引量となり、適切に規制を行います。
日本、中国、韓国とアジアマネーが強い仮想通貨ですが、CNBCの報道によると「米国最大の取引所Coinbaseのユーザー数が機関投資家から一般投資家を対象にする米国最大手の証券取引所チャールズスワブを超えた」としており、世界中で注目されていることがわかります。
1.米国最大手ビットコイン取引所Coinbaseの取引ユーザーが証券取引所を上回る
「ビットコインを語る上で、多くの人々がまず最初にビットコインを売買するために仮想通貨取引所のアカウント開設し始めている」
と2007年にPaul Hickey氏とJustin Walters氏によって立ち上げられたBespoke Investment Groupは24日のブログ記事でビットコインについて触れられました。この様な投資家集団に注目される中、チャールズ・シュワブ（以下Schwabとする）が発表した11月中旬に発表した内容によると、
「10月現在の投資を行っているアクティブユーザーは1,060万人で、去年の同時期から5%の増加を記録しました。」
と発表しました。
対してCoinbaseの10月末のユーザー数は1,177万人を記録。去年は470万人だったため148%の増加となっています。また26日には1,330万人を突破し更なる増加を記録しています。
1-1.Coinbaseのユーザー数増加の要因
2017年4月にイーサリアムジャパンが行った米国ロサンゼルスでのビットコイン決済の調査によると、bitFlyerやCoincheckと同様にCoinbaseはビットコイン支払いを提供しています。更にビットコインATMの普及率は日本とは対照的にかなり高く、街中で簡単にビットコインを購入することが可能です。この様なエコシステムが既に形成されているためビットコイン支払いを受け入れる店舗に対する仲介を提供することにより、ユーザーを獲得することが可能で、更にイーサリアムやライトコインなどのアルトコイン投資への興味を引く要因にもなっています。
Coinbaseが米国で最も信頼を得ている理由としてアカウント開設が容易ではない点、また投資家保護に力を入れている点なども上げられます。2017年6月21日にGDAXで発生したストップロス連鎖によるイーサリアムの大暴落によって失われたユーザー資産をCoinbase資産から同額返却対応などを行っております。
1-2.ビットコイン価格に比例して伸びるユーザー数
SchwabはInvestpediaによると2017年の証券ブローカーディーラーランキングで２位となり、世界有数の投資信託フィデリティについで２位となる最大手証券取引所です。下記グラフを見るとSchwabのユーザー数増加が飽和状態なのに対し、Coinbaseのユーザー数は年始に10万円を超えた後、ビットコイン価格の高騰と比例し増加していることがわかります。
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2.ビットコイン時価総額はコングロマリットを超える
Coinbase公式によると「500億ドルを超える取引量を持つ」としています。そしてビットコインの時価総額は11月30日のbitFlyerロスカット連鎖による暴落を記録した現在でさえ1714億ドルとなっており、これは米国コネチカットベースのコングロマリット、ゼネラル・エレクトリックの1586億ドルを大幅に超える価格を記録、更に上昇を続けています。
対照的に、Schwabの保有する顧客資産は2017年10月末で3.26兆ドルを記録。フェデリティは6月末、2490万アカウントを有し、顧客資産は6.2兆ドルに達するという
3.ビットコイン価格の急成長に注目
CNBCはビットコインの急成長がキーだとしており、Coinbaseは１年でユーザー数が倍以上となっている点を指摘。実際、ビットコイン価格は年始から約10倍を記録し、ビットコインの時価総額も同様となっています。
この成長ペースを維持し続けると翌年11月には2660万ユーザーを記録し、来年の夏にはフェデリティをも超えると結論づけています。
またBespokeは
「Schwabはユーザー数では負けるものの、資産はCoinbaseユーザーよりも多いのが事実です。ですが”仮想通貨ユーザーが巨大な金融宇宙のほんの外側の一部”であるというようなみなし方は正しくありません」
とし、仮想通貨の秘めるポテンシャルについて大きく評価をおこなっています。