イーサリアム 10月9日にテストネットのコンスタンティノープルフォークを予定

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イーサリアム 10月9日にテストネットのコンスタンティノープルフォークを予定

イーサリアムクライアントのParityとaleth(cpp-ethereum)はメトロポリスのPt.2となる”コンスタンティノープル”に実装するEIP(改善提案)の残りの実装となるEIP-1283とEIP-1234の実装を完了した後、コアデベロッパー会議にてテストネット”ロプステン”とメインネットの実装時期を話し合いました。

本稿では、イーサリアムの年末までのタイムラインとイーサリアムの今後について解説を行います。

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1.10月9日ロプステンのコンスタンティノープルフォークを予定

今回、イーサリアムメインネットでのコンスタンティノープル実装予定を話し合ったものの、10月中となるDEVCON4前の実装はむずかしいため、ロプステンのフォークについて話合われました。

 

1-1.イーサリアムクライアント

イーサリアムのクライアントは、開発言語ごとに12クライアント以上存在します。

 

1-2.クライアントの実装状況とフォーク日付

ParityとalethはすべてのEIPを実装し、GethはWIP(進行中)となっています。EthereumJはEIp-145とEIP-1052に加え、EIP-1283の実装を終えマージ(#53にPR中)しており、EIP-1014はテストエラーなどにより、完了していない形です。1014の終了後、EIP-1234に取り掛かるようです。

TrinityはEIP-145, 1014, 1052の実装を終え残すところ2つとなっており、来週末にはメジャークライアントの実装が完了するとみっれます。これらメジャークライアントの進行状況から、今回のコアデベロッパー会議によるとテストネット”ロプステン”のフォークを10月9日にセットし、9月29日にはブロックナンバーの決定を行います。

ロプステンではブロックタイムが少々安定していないため、フォークはずれる可能性があります。

 

出典:https://github.com/ethereum/pm/issues/53

 

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2.ディフィカルティボムの今後の影響

イーサリアムは将来的にCasperへ移行するため、ディフィカルティボムが実装されています。現在のバージョンであるビザンチウムへ移行時、ブロックタイムは30秒となり、ハッシュレートは同じにもかかわらず、ブロック難易度が指数関数的に上昇。新規チェーンへの移行を行いました。

 

2-1.マイナーの報酬リスクと中央集権化

この時、マイナーの日の報酬は50%となっており、現在のように採算の取れない価格では、このマイニング報酬が半額になると、大きな中央集権リスクがあるため、今回のコンスタンティノープルではディフィカルティボムの影響の出始めに注意しての実装となります。

つまり、現在のブロック生成時間からディフィカルティボムの影響開始を算出する必要があり、その時期をデッドラインとする必要があるということです。

 

2-2.マイニングの今後とディフィカルティボムの計算

Vitalik氏によると、現時点で「2ヶ月はディフィカルティボムの影響はでない」と述べいます。現在のイーサリアムのブロック生成時間は、15秒以下で安定しているため、3ヶ月は問題がないとしており、

 

「理論上では、ブロックタイム増加の開始は約4~5ヶ月の余裕があるが、ブロック生成時間は一度影響が出始めると約17日で2倍となる。」

 

と述べています。つまり、マイニング報酬が減少されるまで約3ヶ月の猶予期間があり、ディフィカルティボムの影響で報酬が減ることはないということになります。

 

出典:https://etherscan.io/chart/blocktime

 

3.コンスタンティノープル実装の時期は11月以降

各デベロッパーは、EwasmやDEVCON4の用意などに忙しいため、メインネットのアップデートは11月初旬以降〜12月となる予定です。Vitalik氏の言う確実な”3ヶ月”を考慮すると、12月までにイーサリアムネットワークは新規コンスタンティノープルチェーンに移行する必要があります。

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4.イスタンブールハードフォーク

コンスタンティノープルの実装後、コンスタントに8ヶ月の期間で次の大型アップデートを決定しています。今回の会議で明らかになったコンスタンティノープルの次のフォークは”イスタンブール”と名付けられ、コンスタンティノープルの時期から、来年8月以降に実装されることになります。

 







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