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ディフィカルティボムとは?

更新: 2017年7月25日
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(英:Difficulty Bomb)

ディフィカルティボムとは2015年9月に追加されたイーサリアムネットワークのアルゴリズムであり、特定のブロックからネットワークのハッシュレートが増加しない場合ブロック生成時間が次第に遅くなり、指数関数的に増加していきます。

これは現在のコンセンサスアルゴリズムであるProof of Work (以下PoWとする)からProof of Stake (以下PoSとする)にハードフォークする際、全てのマイナーが新しいチェーンに移行することを目的に実装されたものでプロトコルの欠陥ではありません。

 

1.現在のディフィカルティボムの影響

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上記画像を見るとわかる様に、従来のイーサリアムのブロック生成時間は約15秒前後でしたが、4月前後から顕著に増加していることがわかります。

 

2.イーサリアムのマイニング報酬の激減

2017年7月現在ディフィカルティボムの影響タイムは去年と異なっており、おおよそ下記の様なブロックタイムの増加となっています。

 

予定ブロック生成時間マイニングブロック数マイニング報酬BTC換算日本円換算
5月1日約15秒5,76028,800ETH2,880BTC720,000,000円
6月20日約17秒5,08225,412ETH2,541BTC635,294,118円
7月15日約19秒4,54722,737ETH2,274BTC568,421,053円
7月30日約22秒3,92719,636ETH1,964BTC490,909,091円
8月26日約27秒3,20016,000ETH1,600BTC400,000,000円
9月27日約35秒2,46912,343ETH1,234BTC308,571,429円
11月6日約45秒1,9209,600ETH960BTC240,000,000円

 

上記表はブロックタイム毎の24時間でのブロック生成数とマイニング報酬を表しています。ブロック生成時間の平均時間が上昇する際、マイニングによって得られる1ブロック毎に5ETH得られるブロック報酬が大幅に減少していることが確認できます。

*1ETH = 0.1BTC、 1BTC = 25万円と固定しています。

 

2-1.1日のマイニング報酬

現在の約19秒というブロックタイムは通常の15秒というブロックタイムと比較すると1213ブロックも少なく約1.5億円のマイニング報酬の減少であることがわかります。

5月から7月にかけて数十億円のマイニング報酬の変化があることがわかり、これはマイナーにとって大きな問題となっています。

 

2-2.次期大型アップデート メトロポリスの遅れによる影響

イーサリアムは今年メトロポリスへのアップデートを控えており、このハードフォークによる新しいチェーンにイーサリアムネットワーク全体が移るインセンティブのためにこのディフィカルティボムを調整します。現在でのメトロポリス実装の遅れを考慮するし、最悪の場合11月までかかったとすると1日おおよそ3840ブロックの減少となり最大66%の減少となります。これは日本円に換算した場合約4.8億円のマイニング報酬の差が出てしまいます。

上記を考慮した場合、GPUリグでマイニングする際イーサリアムネットワークを構築するインセンティブ低下によるネットワーク問題に直面する可能性も考えられるでしょう。

 

3.イーサリアム・クラシックのディフィカルティボム凍結

イーサリアム・クラシックはイーサリアムの正規デベロッパーではなくボランティアで集まったデベロッパーチームです。イーサリアムの様にPoWに移行するのではなく、PoSを継続させます。

2017年1月15日の3,000,000ブロックでECIP-1010のディフィカルティボムの凍結を行いました

「イーサリアムネットワークが現在直面しているディフィカルティボム問題を遅れさせイーサリアム・クラシックのコミュニティ全体で最もコンセンサスの得られる選択を行うためだ」

とデベロッパーは主張しています。

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