イーサリアムの0x0とは、アドレスの0x0000000000000000000000000000000000000000を意味し、0xは16進数を表しています。現在はこの0x0アドレスを使用し、不要なERC20トークンなどをバーン(破棄)するのに使用したりされていますが、イーサリアムのローンチ時にコマンドラインインターフェース上でのミスにより多くのETHが0x0アドレスへ誤送金されました。
1.0×0アドレスへのETH及びERC20トークンの誤送金
実際に0x0アドレスを確認すると2015年の8月に100ETHを送金している履歴が確認できます。現在のイーサリアム価格は約80,000円なので、現在の価格にして実に800万円であることがわかります。
Copyright © etherscan
1-1.0×0へなぜ送金してしまったのか?
0x0アドレスにはETHだけでなくイーサリアムベースのERC20トークンなどが多く送金されていることがわかります。この大きな理由として、イーサリアムをウォレットなどから送金する際にアドレスを入力していないことでそのウォレットの送金先が空欄ではなく0x0アドレスへとなっていた。というものが大きな原因となっています。
1-2.bitFlyerのイーサリアム誤送金対策
日本最大手取引所のbitFlyerでのETH送金を確認するとアドレスを入力せずに送金をしようとすると「イーサリアムアドレスを選択してください。」というエラー文が表示され、0x0への誤送金を防止していることがわかります。
通常は入力をしていない値を(0) →0x0として送金が実行されない様にセーフガードが実装されていますが、ウォレットによってはこの様な対策がされていないこ、またはバグによるETHやERC20トークンの誤送金を招いてしまったということは多くあります。
Copyright © bitFlyer
2.イーサリアムの無効なアドレス
では0x0アドレスは無効なアドレスなのでしょうか?イーサリアムのデベロッパーによると
「全ての正しいバイト数と16進数のアドレスは有効です」
としており、0x0アドレスは無効なアドレスではないことがわかります。
イーサリアムの取引には資産を安全に取引できるbitFlyerがオススメです
スポンサーリンク