(英:Bitcoin cash)
(ISO:$BCH)
ビットコインにおけるビットコインキャッシュとはBitmain主導のUAHFでビットコインネットワークからマイニングプールの支持に関係なくハードフォークしてできる新しいビットコインです。クライアントはビットコインコアからのフォークとなり、ビットコインの一種ですがブロックサイズを最大8MBとし、2MB以下のソフト制限のあるブロックとします。またBitmainのASICBoostを使用するためSegWitコードは実装されていません。
これは“ビットコイン”ではなくBitmanが作り上げる新たなコインであって“アルトコイン”となり、ハードフォークするためUASFやSegWit2xとの互換性は一切ありません。
*UAHFの予定は2017年8月1日 12:20 UTC (日本時間21:20)
目次
1.BCCの上場取引所
現在の所Bitcoin Cash公式によるとOKExとViaBTCの2取引所が上場を発表しています。
1-1.OKExの対応
2017年7月現在では中国三大取引所のOKCoinが提供するデリバティブ取引所OKExは下記の様に公式発表を行っています。
「もしビットコインがいくつかのブロックチェーンに分裂した場合、OKExは分裂した各ブロックチェーンのユーザーに正当な所有権を与え、全ての種類のビットコイン取引をサポートするように対策を講じる」
と公式発表。更に各コントラクトのインデックス価格については
「OKExの先物取引では、未決済のコントラクトが存在する時にハードフォークが起きた場合は各取引所の全ての種類のビットコイン価格の合計がインデックス価格となります。また決済後、新しいOKExコントラクトは各タイプ事のビットコインの種類に結び付けられ、全ての種類のビットコイン先物取引を追加します」
としています。これはUAHFの8月1日以降、BCC価格次第ではBTC価格が暴落と暴騰する可能性が考えられます。ただしこれは先物決済終了後にはINDEX価格はBCCそのものとなるため1度だけ相場に影響を与える可能性を考えておくといいかもしれません。
1-2.ViaBTCのBCC上場
2017年7月17日ビットコインとライトコインのマイニングプールであるViaBTCは、同社が提供する中国取引所でのBCC上場を発表しました。
7月22日からViaBTCのユーザーは自身の資産であるBTCをフォークしたと仮定し、1:1の割合でBCCとBTC_FROZEN2として取引を行うことができます。上場時にはBCCとBTC_FROZEN2は出金はできず、UAHF後にViaBTCが判断するベストなタイミングでBCCの入出金対応を行います。
1-3.bitFlyerの対応
国内最大手のビットコイン取引所bitFlyerは7月19日に8月1日の対応を発表。入出金を停止すると共に下記の様に述べています。
「8 月 3 日以降(予定) 【新コインサービス開始】 「代表的なチェーン」以外の各チェーンのコインのお 取引、お預入・ご送付を開始します。」
これはBCCも代表的なチェーン以外のコインとなるため8月3日以降上場し入出金を対応すると読み取れます。
2.BTC_FROZEN2とは?
BTC_FROZENは名前の通り凍結されたビットコインであり、ViaBTCが2017年7月22日から8月1日まで対応するIOUとなります。ハードフォークが8月1日に行われるとViaBTCに保持されている全てのBTCは同時にBTCとBCCを保有することになるため、前倒し上場のIOUとなります。
UAHF時にViaBTCがユーザーからBTC_FROZEN2を買い戻し、ハードフォーク後のBTCで支払い再度入出金を行える様になります。
UAHF時のチェーンにつきましてはwikiのUAHFを参照してください
3.BCCマイニングプールのローンチ
同日、ViaBTCはBCCのマイニングプールを発表。これは7月22日にローンチし、もしマイナーがBCCチェーンでマイニングしたい場合はBCCプールに切り替え、8月1日のUAHFまではBTCをマイニングでき、ハードフォーク後BCCチェーンのマイニングへと切り替わります。
これはBitmain社の提供するAntminer S9などのASICでのマイニングが可能であり、誰でもBCCネットワークに携わることが可能です。
4.S9-BCCのクラウドマイニングをリリース
同日、BCC専用のクラウドマイニングコントラクトを発表。これもまた同様に既存のS9コントラクトとS9-BCCコントラクトを1:1の割合で取引することができます。これは通常のマイニングと同様にUAHFまではBTCをマイニングでき、ハードフォーク後にBCCマイニングへと切り替わります。