(英:Off Chain)
ビットコインにおけるオフチェーンとは、本来ブロックチェーン上での送金や取引を行うものをブロックチェーン外で行うことです。ビットコインの場合は1ブロック約10分の生成間隔で取引所間の送金の場合通常3確認の30分後に入金処理が行われます。日本一の取引量を誇るビットコイン取引所bitFlyerのbitwireなどはオフチェーンで送金が行われているため送金にブロックチェーンを使用しておらず、通常30分かかる送金を1秒で送金することが可能です。
1.オフチェーンの例
オフチェーンは大きく分類して2つの種類があり、既存の中央集権のものと非中央集権にわかれます。
1-1.取引所などが提供するオフチェーン
取引所内での取引は通常全ての送金やり取りをブロックチェーン上ではなく取引所内のネットワーク上で行われています。そのためbitFlyer内のユーザー間のbitwireを使用した送金には手数料が無料であるという利点があります。Coincheckも同様に取引所内の送金であればオフチェーンで行われます(有料)
また取引所内でビットコインを購入または売却することも厳密にはオフチェーン取引となります。
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1-2.ライトニングネットワークなどのレイヤー2
またペイメントチャンネルを使用したビットコインのライトニングネットワークやイーサリアムのライデンネットワークも同様にオフチェーンであり、ブロックチェーンによって制限されるTPS(1分間に処理できるトランザクション数)を数千倍に押し上げることができ、スケーリングが可能だとして注目を集めています。
またSegWitの実装により問題となっていたライトニングネットワークのペイメントチャンネルの接続時間制限は解消され、低コストでの取引所が可能となります。
レイヤー2と呼ばれるオフチェーン取引は取引所のものとは異なるものであり、オフチェーンは通称ライトニングネットワークなどの各通貨のレイヤー2を指します。
2.プラズマとライデンネットワークの違い
イーサリアムにはプラズマとライデンネットワークというオフチェーン解決プロジェクトが存在します。ライデンネットワークはライトニングネットワークと同様のステートチャンネル技術を基にして開発されており、オンチェーン上からチャンネルを開き、そのチャンネル内で送受信を行います。対してプラズマは階層ツリーを基にしたサイドチェーン技術を開発しています
プラズマについての詳しい仕様と詳細は下記記事を参照してください。
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